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エピソード

〜 エピソード〜

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釣行されない時の暇つぶしにお立ち寄りください。

アメンボと83cm
イメージ画像・鯉
写真はイメージです。
 私にはMという釣友がいます。彼から聞いた江戸川での話です。数年前のある日、M氏は江戸川の篠崎付近に単独で夜釣りに出かけました。狙いはもちろん大物鯉です。竿を数本セットし、エサの吸い込みダンゴを投入すると、日中の仕事疲れからなんとコンクリート護岸の上でウトウトしてしまったそうです。暫くのち、激しく鳴る鈴の音で彼は起きました。「やったー!アタリだ」寝ぼけた頭の中で、とっさに気が付いた彼でしたが時すでに遅し、ボシャンという音と共に竿が水の上をすべっていきます・・・アメンボのように。
愛竿を鯉にひったくられたM氏、暫くはあきらめきれず隣に出して置いた竿を使ってカラ針のまま遠投を繰り返していましたが、やがて帰り支度を始めました。するとどうでしょう。3本出していた最後の竿の仕掛けにアメンボ竿のラインが引っかかっています。急いで仕掛けをたぐり水中から竿を拾うとなんと、鯉がついている!しかもデカイ・・・その後取り込んだ鯉は83cmあり、翌日の彼のうれしそうな顔は忘れません。


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この湖にはマグロが棲んでる
イメージ画像・風景1
写真はイメージです。
 3年前の6月の話です。釣友M氏と共に霞ヶ浦で竿を出した時の事、水門を挟んで左右にポイントを分け、お互いに5本ずつ出すのが、いつものパターンです。
M氏との釣行では、たいてい私が徹夜で竿を監視して翌朝から日中は彼と交代。その日もそうでしたが、夜明け前に彼ら3人がやってきたんです。ヘラ師ご一行様です。何を思ったのか、彼らはMが出している竿と竿の間に入って来て、断りもなく釣りを始めました。こちらが迷惑に思っているのを知ってか知らずか?、とにかくマナーもなにもあったものではありません。しかし、そろそろ空も明くるなり私も眠くなったので車内で仮眠をとることに・・・朝8時頃、ヘラ師の一人が車のガラスをノックして、「良型のスズキが釣れたから見てくれ!」といいます。しかたなく釣れた魚を見ると、連魚です!私が「連魚じゃないですか?」と答えると、魚を釣った本人が、「いや、スズキだ!連魚とは鰭の形が違う!」といって聞きません。Mにその話をすると、「車の中から釣れるとこ見てたら連魚だったので、気にしなかったが、俺の玉網を勝手に使ってすくいやがって!」と少し頭にきてる様子。私がMをなだめていると、彼らの会話が車内にまで聞こえてきた。「こんなのは小さい方だ!ここは昔海だったから、その時に入り込んだ魚が出られなくなって今も棲みついてるんだ!カツオもいるし・・・この湖にはマグロだって棲んでるんだ!」・・・この言葉を聞いた後、M氏の顔から怒りが消えた。・・・(笑)


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鳥のえさ
イメージ画像・霞ヶ浦・白鳥
写真はイメージです。
 これも数年前の江戸川での事、時期は春先だったと思いますが、その時はM氏との日程が合わず、土曜はM氏が釣りをして日曜の早朝から私が同じポイントで竿を出すことになりました。夜中にMと合流してポイントを譲ってもらい竿をセッティングする。Mの話だと、前の週にこの場所で○○会の人が80オーバーを連発した!とのこと、とりあえずアタリに期待しつつ仮眠した。
翌早朝、起きてびっくり!私の竿の下流すぐ横に知らない間に竿が並んでる。アタリが来ればラインが確実に絡む近さだ!「まいったなー」そう思っていると、竿の持ち主が何食わぬ顔で話し掛けてきた。「俺は地元の○○会の者だけど、先週仲間がここでデカイの釣ったんだよねー、今日は俺も狙ってるんだ!」・・・と、話すだけで挨拶も断りもない。Mの話だと前の週に入った○○会を名乗る鯉釣り師はきちんと断ってから竿を出したとのことだったので、地元ならばなにやってもOKのようなそぶりにはムッとしたが、こういう人と話をしていてもしょうがないので車内で待つことに・・・。地元の釣り師を名乗るその人も、仮眠したようだ。
2時間後、その彼(その釣り人)のエサバケツに異変が現れた。私と彼の車は竿から30m程離れていたのだが、彼のエサ入れは竿のそばに置いてあり蓋は開けっ放し、そのエサバケツに首を突っ込んで動く影が1つ・2つ・3つ・・・どうやら数匹のカモかアヒルの類が吸い込み用のネリエサを食べているようだ。そのうちにきれいサッパリ食べ終わり、エサはカモやアヒルの腹の中〜♪になってしまった。どうしたもんかと考えていたが、とりあえず仮眠している彼を起こし知れせてあげました。エサが切れては釣りにならず、彼は帰り、その後私はようやく数本の鯉をGETすることができました。

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