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〜過去の釣果データ 〜

仕切り線

2007年釣果データ

冬の釣り〜前年冬至〜春分の日までのデータ
3月は仕事が忙しくて釣り出来ず!4月中旬に江戸川で1度竿出しまたが、釣果なしでした。

春の釣り 春分の日〜夏至までの釣果データ1
手に持っているのはシマヘビ 鯉97cm 釣友のM氏・鯉73cm 〔河川名・日時〕
常陸利根川・4月29日・30日
〔天候・風向〕
晴れ・南風・水温18度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ+
練りエサ併用のハイブリット
〔釣果〕
鯉97cm・釣友・鯉73cm
〔コメント〕
撤収1時間前に待望の大型ゲット!・
 4月に入ってようやく超繁忙期の仕事が一段落、中旬に江戸川で夜釣りをするが釣果もなく、GWの休みを利用して常陸利根川に入釣した。 29日の11時にのんびり自宅を出発、13時に釣り場に到着、早速仕掛けをセットして順次投入する。
天候は晴れ、南の良い風が吹いている。今日は上手の2本はダンゴで下手の3本はタニシと練り餌併用のハイブリットでチャレンジする。
ここは去年から何度か竿を出している場所なので、水深や掛かりの位置も頭に入っているので比較的攻めやすいポイントだ。
一通り竿出しを済ませ時間が出来たので近くの水路にタニシを探しに行くことにする。

 この辺りもGWが田植えの時期と重なり農家の方が大型の田植え機を持ち込んで田植えの真っ最中、邪魔にならぬよう水路のあぜ伝いを歩いていると・・・おっとと!!!とぐろを巻いた数匹のヘビを発見!タニシ探しも忘れヘビの捕獲を試みるとあっけなくゲット!しばらくヘビ採りに夢中になっていると釣友のM氏が到着。そこで記念に1枚、パチリ!M氏は気を使って私の上手に竿を出す。久々に仕事が休みのM氏と取りとめもない釣り談義に華を咲かせていると、M氏のセンサーが入る。「来たーっ!」との掛け声と共に竿に駆け寄り巻きに入るMさん、久々とは思えない軽快な竿さばきで寄せて来てアシストの私がネットイン。73cmの鯉をゲット。今が時合いと2人とも気合が入るが、これ1本切りでアタリは続かず・・・。夜になったのでお互いアタリが来たらアシストを約束して車中で仮眠を取る。・・・結局、夜間はアタリなく朝を迎えた。

 翌早朝、眠い目をこすりながら2人共車中から起き出しの仕掛けの確認&エサ替えを済ませ午前のアタリに備える。前日に続き天気は晴れ、今日も暑いくらいの陽気になりそう。7時・8時・9時と時間は過ぎていくがどちらの竿にもアタる気配がない・・・沖合いを時折ウェークボードを引いたプレジャーボートや休日を楽しむバスボートが通過してゆく・・・「これはダメか?・・・この時間でアタらなければ来ても小型だろう」・・・なかば諦めかけていた私の竿のセンサーが突然入る!見ると、水門下手に出した竿の穂先が激しく入り、リールからけたたましくラインが出されて行く!「来たッ」待望のアタリだ。急いで駆け寄り竿を持つと良い手応えが伝わって来る。ドラッグを締めるがじりじりとラインを出されて行く・・・すでに魚は50m程沖合いまで走っている。

何度かの引きをいなすが相手は向きを変え水門の上流側に走る!急いでM氏に1度竿を預け、自分は水門上手側に周って再び竿を受け取り魚体の寄せに入る・・・なんとか岸まで寄せて来てようやく魚体が見た!「鯉だ」M氏に玉網入れしてもらい無事ネットイン。80cmの枠から魚体が大きくはみ出している。計測の結果は97cm。久々に撤収間際に着た大型だった。
 

春の釣り 春分の日〜夏至までの釣果データ2
今回のポイント 鯉64cm 愛用のスペースギア 〔河川名・日時〕
常陸利根川・5月3日・4日
〔天候・風向〕
晴れ・南微風
水温20度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針・
他吸い込み+コーン

〔釣果〕
鯉64cm・
釣友釣果・鯉65cm

〔コメント〕
釣りの途中で発熱するアクシデント!
GWの中日は仕事があったので、後半の3日・4日と再び常陸利根川に釣行した。今思えば風邪気味で体調は良くはなかったが、数日前の釣果で気合も入っていたので気にも止めず、そのまま2日の夜から釣り場に直行。

 2時間程で目指すポイントに着くが、そこにはすでに先行者、仕方なく前回より3km程上流に入る。深夜の湖岸、竿のセッティング中にも魚のハネる音が結構聞こえていたので期待しつつ仕掛けを投入して仮眠に就く・・・が無理が祟ったのか、寝入った途端に咳きが激しく出だして殆んど寝られず早朝から車内で体調が悪くなり始める。しかし日中はなんとかアタリを待つ気力もあり、9時に目の前の竿のセンサーが入る。「よッシャーッ」と網を片手に竿に駆け寄るが、穂先は動かなく・・・「あれ?外れちゃってるよ」残念。その後はアタリもなく、午後からはM氏も合流した。14時過ぎに仕掛けを入れたばかりのM氏の竿にすぐアタリが来るが巻きに入った途端に外れる不運が続く。16時、ようやく私の竿に2度目のアタリが来て64cmをゲット。

 ほっとするが夕方からまた咳が出るようになり、急に寒気も感じてきた私は先に車内で先に休むことに・・・寝袋に入っているのに寒気が一向に収まらない、うーんやばい、熱が出てきたようだ。寝不足と発熱のためうなされていたが、夜中びっしょりの寝汗をかいて目が覚めた。とりあえず仕掛けの点検と思って外に出たが、体がふらついて思うように行かない。なんとか寄せエサのタニシだけポイント周りに投げ入れて再び崩れるように車内に倒れ込む。

 翌日、昨夜の高熱は寝汗をかいて引いたようだが、まだ微熱状態で体がふらついている。撤収予定の昼まで釣り場で頑張ったが体調不良には勝てず。残りはM氏に期待して帰路に着いた。自宅に帰り薬を飲む頃には熱は下がり多少は元気を回復。夜にM氏からメールが入り、なんとか65cmが釣れたと伝えて来た。

春の釣り 春分の日〜夏至までの釣果データ3
久々の地元、江戸川のポイント 鯉62cm 鯉62cm 〔河川名・日時〕
江戸川・5月20日
〔天候・風向〕
晴れ・北西強風
水温18度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針
〔釣果〕
鯉62cm
〔コメント〕
久々の江戸川は地元での釣果。
 GW前に引いていた風邪が中々抜けず、釣りもひかえていたが、そろそろ自宅前のポイントも草刈りしておかないと入釣困難なほど雑草が伸びてしまうので久々に地元は江戸川での竿出しになりました。
・・・といっても釣りがメインではなく、今回はあくまで草刈りがメインなので午前9:00過ぎからのんびりと担ぎ込んだ。

 前日は降雨があり、夕方からは一時土砂降りの雷雨、増水が心配されたが水量事態は例年より少ないくらい。天気は快晴の五月晴れだが、北西の乾いた風がやや強く吹いている。水温は実測値で18度、前夜採ってきたタニシの食わせのみで3本をいつものように投入。
その後はせっせと草刈りに精を出す。昼近くまでやって一通りポイント周辺の雑草を刈り終えた。日中だけの短時間の釣り、いつもとは違いセンサーも付けずに竿の前で待機、のんびりと過ごす。・・・12:40過ぎに上手に出してあった竿にアタリが来た!穂先がゆっくり入り、リールからラインが出る・・・「おっアタッた」そんなに期待してなかったので慌てて竿を持って巻きに入るが数回のリーリングの後あっさりと外れてしまった。

この後はしばらくアタらず、陽気が良いこともあってイスに座ったままうとうとする。風が少し冷たくなった午後4時に今度は下手側の竿に反応がでた。リールから軽快にラインのすべり出す音がする。江戸川も中流になるこの辺は、たえず流速があるのでなかなか小気味よい引きで魚が走る。・・・っと思ったら「あれっ」・・・根掛かりだ!仕方なく水際の捨石のところまで降り、竿をあおるとラッキーなことに仕掛けがうまく外れた。玉網片手にそのまま魚体を寄せてネットイン。型は小型だが、黒っぽい色が入った綺麗な魚体だった。

 とりあえず、草刈りもしたし鯉も釣れたので今回は納得。のんびり片付けて、17:30で納竿した。。

春の釣り 春分の日〜夏至までの釣果データ4
鯉86cm 鯉86cm・(17日釣果) 尾びれの先が白い・鯉86cm(16日釣果) 〔河川名・日時〕
常陸利根川・6月16・17日
〔天候・風向〕
晴れ・北〜北東風
水温23度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針+練りエサ併用のハイブリッド
〔釣果〕
鯉86cm×2本・76cm・
71cm・67cm
アオウオ
76cm・70cm
〔コメント〕
鯉は数が出ました。アオウオは他にバラシアリ。
アオウオ76cm(17日釣果)
アオウオ70cm(16日釣果) 鯉76cm
  6月の1週目に利根川エリアに釣行していて、ネットイン直前に魚の口から針が外れて落としてしまい釣果無しに終わるおドジを踏んでいたので今回は気合を入れて金曜の夜中より出撃する。場所はここのところデータ取りのため攻めている常陸利根川へ入釣した。

 午前3時にポイント到着、いつものように竿を5本出しタニシに練りエサを混ぜたハイブリット撒き餌で午前4時に第1投。水温は23度、風は北からの微風で水面は多少ざわつきながらゆっくりと下流へ流れている。・・・「今日は水の動きが良いようで期待出来そうだ」・・・との予感を胸に軽く仮眠を取った。

 午前7時過ぎ、最初のセンサー音が鳴る!前日の仕事〜帰宅〜深夜のタニシ採り〜ほぼ徹夜なので寝ぼけ眼で竿を持つ。・・・が、魚はすでに針から外れラインだけが隣りの竿に絡んでいた。仕方なく絡みを直し仕掛けを打ち直すとすぐアタリ!・・・数分のやり取りで鯉86cmをゲット。これで一安心・・・と思っていると、8時半には次のアタリが来て鯉76cmを追釣。魚体から針を外している最中に、別の竿に続けてダブルヒット!玉網入れした鯉もそのままに慌てて竿に駆け寄るが、残念ながら掛かりが浅かったようですぐバレてしまった。とりあえずさっき釣れた鯉の口から針を外してリリース、釣友にメールを打っていると連荘でセンサーが入る!今度はがっちりフッキングしてる様子でファイト開始、小気味よいやり取りを楽しんでいると魚体が見えて来た。「アオだ!」・・・小型だが久しぶりに見る黒い尾びれに慎重になりすぎてしまい、岸近くで根掛かりさせてしまった。暫く竿掛けに竿を戻し様子を見たが、掛かりから外れる気配も無く、止むを得ずラインカット・・・うーんなんとも残念。

 この後は時合いも過ぎ、アタリも遠くなった。昼近くになって風は北東に変り川面は白波が立って来た。暫くセンサーも音無しだったが、12時45分水門前の竿にアタリが来た。引き具合から中型鯉と判断、軽くリールを巻いていたら、掛かっていたのは再びのアオで小型ながら70cmをゲットする。

 夕方からは釣友のM氏が合流して隣りで竿を出す。「今日はかなり活性が高いから期待できるよ」と、話していると投入すぐのM氏の竿にアタリを知らせるセンサー音。・・・しかしこれは吸い込みダンゴの匂いに誘われたアメナマがスレ掛かりで来てしまったもの。やはり水郷エリアでは、いかにアメナマを交わして、本命をHITさせられるかが、釣果の分かれ目だと思う。暫くM氏と話し込んでいたが、前夜からの睡眠不足もあり眠気が襲ってきた夜8時からはお互い車内に戻り待機。幸いというか?残念というか私の竿には夜間一度もアタることなく爆睡モードに突入出来た。(笑)

M氏の方も夜中に何度かセンサーが鳴るが、いずれもラインを出すほどの型が来ることはなく期待外れに終わり、日曜の朝マズメを迎える。午前4時にはM氏のセンサー音で目が覚め、取り込みのサポートための車外へ走り出たが、小型がつついているだけのようでセンサーからクリップが外れずにこれも残念。私の方は5時に午前中の時合いを予測して竿の打ち返しする。30分程待機していると、昨日に続き今日も朝からアタリが出る。鯉71cmをゲットし、続けて7時には水門前の竿に今釣行3度目のアオウオがヒットして小型ながら、76cmを追釣。7時40分には同じ竿に連続ヒットで鯉、86cmを追釣。と前日から好釣をキープ。仕事のためM氏は一足先に帰路に就いたが、10時には再び空アタリで魚が寄っている気配がある。しかしそろそろ休日なのでバスボートが増えてきた。竿の近くにもエンジンをデッドにせずやって来るようになりアタリが遠くなってしまう。

 今回は、魚の活性も高く釣果に恵まれたのでラッキーだった。時刻も昼になったので予定通り撤収のため片付けを始めると、一番下流側に出していた竿にアタリ、鯉67cmを最後に追釣!トータル鯉5本、アオ2本でした。

夏の釣り 夏至〜秋分の日までの釣果データ1
風もなく凪いでいる常陸利根川 鯉80cm 腹に傷のある鯉80cm 〔河川名・日時〕
常陸利根川・6月30
・7月1日

〔天候・風向〕
曇り・北〜北東微風
水温25度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針+
練りエサ併用のハイブリッド

〔釣果〕
鯉80cm×2本・70cm
〔コメント〕
梅雨時にしては過ごしやすい陽気でしたが水温は高め!
週の半ばまで週末は雨の予報だったが、金曜の夜で雨は小休止とのこと、今回も好釣の常陸利根川へ釣行した。深夜にいつものように田んぼの水路でタニシ探し・・・しかしそろそろ田んぼの稲もしっかりと根付いた頃なので水路の水を落としている。中々思うような量のタニシが確保出来ない。それでも雨後の霧の中、なんとかバケツ1杯弱の量を採り、足りない分は練り餌さ併用で補うことにして、即行で釣り場へ車を走らせる。

 辺りが明るくなり始める4時過ぎに目的のポイントに到着。川面を観察しつつ竿のセッティングを手早く済ませ4時45分に第1投をする。風は東からの微風だが水面は凪ぎに近い・・・到着直後はゆっくりと下流に動いていた水の流れも今は止まっている。「今日もアタリはあるだろうか?・・・」はやる心を落ち着けるように朝まで小仮眠を取る。

 この場所は比較的午前中にアタることが多いので、7時半過ぎには目を覚まし「そろそろかな?」と思っていたら、8時丁度にセンサーが入る・・・が残念ながらラインは出ず空アタリに終わる。今回は梅雨時の蒸し暑い天候を予想していたが今日は少し涼しいくらいで過ごしやすい。暫くアタリが来ないので裏の水路で水鳥を追いかけて時間を潰す。・・・午後1時20分に2回目のセンサーが入るがこれも掛かりが浅かったようで竿を持った時点ですでに外れていた。

 夕方に釣友のM氏から500m程下流に入釣したとメールが入る。陣中見舞いに行くと、早速アメナマの猛襲にあっていた。10分程話をし、M氏の健闘を祈りつつ私は自分の車に戻り待機。ようやく午後9時に受信機から再度HIT音が鳴る。しかしこれもファイト直後に外れてしまう・・・どうやらポイント周辺に廻って来ているのは小型の群れのようだ。日中は吹いていた微風さえも夜は止んで水面はベタ凪ぎ状態。これは少し条件を変えないと難しいかな?・・・と、仕掛けを全てやや沖目に打ち直してから眠りに就いた。

 夜も更けて日付けが変った午前2時にようやくのHIT!しかし高水温のためか引きは弱く、たいしたやり取りもせず上がって来たのは70cmの鯉、それでも釣れたことに一安心。まだ暗いので朝マズメのわずかな時合いに賭けて寄せ餌を打ち直す。次のアタリが来たのは2時間後の早朝4時、これをなんとかキャッチして80cmを追釣。5時半にも連荘でアタるが竿に乗らずに残念。午前8時、M氏が帰宅のため挨拶に顔を出してた時に下手の竿に強烈なアタリが来る。見るとリールから勢い良くラインが引き出されて行く!こうゆうアタリが来ると思わず笑みがこぼれますね!数分のファイトで岸まで寄せてM氏に無事取り込んでもらい80cmを再追釣できた。

いつものように鯉を持ってしゃがんで記念撮影。M氏が帰宅後に念のため画像を確認・・・あれっ?あれれっ?・・・ない・・・ない・・・おちゃめなMさん、ピントがあった音で納得しちゃって、シャッター押し忘れだよ(笑)

夏の釣り 夏至〜秋分の日までの釣果データ2
荒れ残りの常陸利根川(16日撮影) 鯉86cm 鯉81cm 〔河川名・日時〕
常陸利根川・7月15・16日
〔天候・風向〕
台風接近に伴い激荒れ
(暴風雨)・
南〜南東〜北東〜北強風
水温22度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針+練りエサ併用のハイブリッド
〔釣果〕
鯉94cm・86cm・81cm
 ・76cm・75cm×3本
・71cm・70cm×2本
・68cm・他未計測70cm台
1本の計12本
80cmの玉網枠から大きくはみ出す鯉94cm 鯉76cm 背骨の曲がった鯉75cm
〔コメント〕
台風接近の15日は10本の大爆釣!16日は強風も2本追釣。
 台風4号の接近に伴い、日本列島上空に停滞している梅雨前線が刺激され、各地にまとまった雨を降らせている。関東もぐずついた天気が続いており、週末の連休釣りを控えた方も多かったのでは?・・・雨はさほど気にならないが問題は台風による強風と増水で濁りが出るか?である。
当初は、私も出撃しようか迷っていたが、餌も前日夜に確保出来ていたこともあり予定通り常陸利根川に釣行した。

 強い雨が降る中をワイパー全開で車を走らせる。普段より見通しが悪いため、安全運転で釣り場を目指す。予定よりやや遅れた午前2時過ぎにポイントに到着。カッパを着込み車外に出て水面を観察するが、バケツを逆さにした様な土砂降りでとても竿出しの準備が出来る状態ではない。急いで車内に戻り小一時間程待機していると、雨が僅かだが小降りになったので「出すなら今!」と即行で竿のセッティングをする。水温は22度と適温まで下がっている。流れはゆっくりだが、風により上流方向へ動いている。また、水門裏手の水路がオーバーフロー気味で水が河川へ逆流しており、ゴボゴボと不気味な音を立ている。南のやや強い風が吹く午前4時に第1投・・・。

 投入30分で早くもセンサーが鳴るが、ラインが出て行かない。見ると竿の側に大型のサギが居る。どうやら鳥が道糸に触れての誤作動。スイッチを戻し再び待機。20分後、別の竿のセンサーが鳴る。今度はHIT!竿を持つと良型の引きが伝わって来た。最初の1本なので慎重にファイトしてネットイン。計測の結果は94cm。魚体をリリースして竿を打ち返すと、隣りの竿のラインがたるんでいる。「あれ?ファイト中に引っ掛けたかな?」この竿も打ち直しのためリールを巻くと「おっ?魚が付いてる」で70cmをゲット。
続いて5:30、釣友に釣果メールを打っているとセンサーON!水門下手に出していた竿にアタリ、しかしファイト中に隣りの竿とその隣りの竿2本に絡み、あえなくバレた。気を取り直し、仕掛けの再投入のため絡んだ竿のラインを解こうと思ったら、「おっと!絡んだ2本にも鯉が掛かってる!」なんとトリプルHITだったとは・・・しかし2本共、根掛かりしてバレてしまった。(笑)

 トリプルHITバラシで仕掛けをロストしたので作り直していた6:20に再びアタリ!こいつは中々パワフルに走りファイト中2回、水面からジャンプした。これは81cmだった。この時すでに爆釣モードに突入してたようで6:45には水門前の竿にアタリで71cmを追釣。7:00を過ぎると竿にのらない空アタリが頻発するようになる。沖合いが荒れているせいか岸寄りに魚が寄っているようだ。雨は強くなったり小止みになったりを繰り返している。8:00にも2本の竿のセンサーが同時に入るが、岸から5m位の距離で大型の連魚がハネたので多分ラインに触れただけだろう。この後、少し空いた9:30にアタって75cmをキャッチ。9:45には打ち返したばかりの同じ竿にアタって再び75cmを追釣。この鯉は背骨が少し曲がった奇形でした。10:30には上手の竿にアタリが来たが、タニシだけが食われていた。その竿を再投入すると、いきなり隣りの竿の前でm超のアオが抜ける。鯉の群れに混じってアオも着ているようだ。しかしこの後、アタリは途切れて、時合いは去った様だったので、ようやく仮眠。昼過ぎには利根川に入釣していた釣友が陣中見舞いに訪れ、10分程情報交換。その後釣友は別の場所へ・・・。

 15:00過ぎ、風は強いが雨は一旦上がり天候は回復してきたように見える。台風はそれたのか?とりあえず田んぼにタニシでもいないか探しに出かける。40分程辺りを探索して戻って来るとセンサーが鳴っている。上手の竿からラインが軽快に出されており、すかさずファイトに入り86cmを追釣。取り込み直後にすぐ横の竿の穂先が入りダブルHIT!玉網にはまだ86の鯉が入ったままなので使えない。岸まで寄せて波に乗せてタイミングよく抜き上げる。大きさは70台だったのでそのままリリース。次は16:30、同じ上手側の竿にアタって70cmを追釣。16:50には、またまた同じ竿に来て76を追釣。これで本日は夕方までで10本。

 17:00過ぎから風向きが変り、台風の吹き返しの猛烈な風が吹き出す。止んでいた雨も横殴りで車のウィンドウを叩くようになる。17:40、18:00にもアタリが来るがいずれも竿に乗らず。気が付くとコンクリ護岸の上まで波が洗うようになっており、ウエイダーを履かないと取り込みや打ち返し出来ない水量まで上がって来ていた。この後は強風のためセンサーの誤作動が頻発したのでクリップを道糸から外しラインを吹かしての待機に切り替える。21:00過ぎ、竿の角度を下げセンサーを再度セットして朝まで仮眠に入る。幸い夜間〜早朝はアタらず爆睡できた。

 翌日も風は収まらず川面は相変わらず波立っている。水量も前日夕方から変化無しで多いまま。8:30に本日最初のアタリが来たが、カッパを着こんでいる間に外れてしまった。10:00には水門上手の竿に空アタリが来る。ヒットに備えて網を持って側で待機していると、なんと水門の下手側の竿にヒット!これは良型でアオと思われる引きだったが、途中でバレてしまう。10:30に別の竿にアタリで鯉68cmをゲット。11:00にもアタリで75cmを追釣。12:00、撤収時間のため帰路に着いた。
結局、釣果は15日10本・16日は2本の合計12本でした。

夏の釣り 夏至〜秋分の日までの釣果データ3
夕暮れの常陸利根川 鯉92cm 鯉78cm 〔河川名・日時〕
常陸利根川・7月28・29日
〔天候・風向〕
晴れ・夜間〜早朝は無風・
日中は南風
水温26〜27度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針+練りエサ併用のハイブリッド
〔釣果〕
鯉92cm・78cm・68cm・他未計測60cm台1本
〔コメント〕
高水温で大苦戦も90台をゲット。
関東地方の梅雨明けは目前で足踏み状態だが、すでに夏本番に突入したような暑さで、2週間ぶりの常陸利根川は熱帯夜、額から流れる汗を拭いながら深夜のポイントで一人竿を振る・・・風もないベタ凪ぎの水面を見つめながら、「この暑さの中で、はたしてアタリが来るだろうか?」不安のよぎる中、午前2時から仕掛けを投げ入れた。

 普段なら早々に仮眠を取るため車内で横になるが、今日は暑くてとても寝られない。仕方なく一時間程、ヘッドランプの明かりを頼りに水際で水面を観察することにした。・・・夜間は警戒心が薄れるのだろう!川サヨリの群れが岸際を泳いでいる。また、よく見ると愛嬌のある顔をしたアメリカナマズもエサを探しているのか?水面付近に顔を出す。暫く観察していたが、蚊がうるさいので車内に戻り、少しでも寝ておこうと思い、冷えたビールをあおり酔いにまかせて眠りに付いた。

気温が上がりきらない早朝にセンサーの音で目覚めると期待していたが、当てが外れ、午前8時過ぎにあまりの暑さで無理やり起きる。車外に出ると、日差しは強いが風が吹き始めていて蒸し風呂の様な車の中より外の方が涼しく感じる。土手の上から竿を見ているが変化はないようだ。
単独釣行だとアタリのない間は非常に退屈なので、仕掛けを作ったり、裏の水路でタニシを探したりして時間を過ごす。用水路をひと通り探索して戻って来て、「さあ竿はどうかな?」と思ったら「あらっ?」下手に出してる竿の糸がたるんでる。センサーを確認すると、ヒットしたのにスイッチがうまく入らず、クリップからラインだけが外れてしまったようだ。掛かった魚は食ってから手前に走ったようで、岸近くで針から逃れられたようで・・・「貴重なアタリだったのに、惜しいことを・・・」。

 なんだかんだで午前中はあっと云う間に過ぎ、気が付けば時刻は14時を過ぎていた。今が1番暑い時間帯だ!夜中に計った水温は26度、念のため計り直すと27度もある。「この時間帯は暑くてダメだな!」と思っていると、突然センサーが入る!暑さも忘れ、竿を持ってファイトに入るが高水温のせいか、引きはさほどでもない。とりあえず岸まで寄せて鯉68cmをゲット。

 1本釣れたので気が楽になった。昼過ぎのニュースで茨城県北部に大雨洪水警報が出たと、TVのテロップで流れたので雷が心配だったが、こちらは相変わらずの夏真っ盛りの晴天、それでも夕方近くになると風が弱くなり雲間に日差しが遮られる様になる。17時20分、水門前に打ってある竿に突然アタリが来る!一気にラインを引き出し魚が走る。ガツンという感じの良型の手応えだ!幸い、沖に魚体が一直線に走ったので隣りの竿に絡むことなく無事ゲット!久々に計測台に乗せると92cm。続けて18時40分には隣りの竿にアタリが来る。これもよく走り水門の上手側まで逃げられるが竿を片手に水門に足を掛けて渡り、上手側でラインディングして78cmを追釣できた。

 このまま時合いに突入かと思ったが、そんなに甘いものではなく、アタリは途絶える。夜中は1時20分にセンサーが入るもアメナマ、翌早朝も前日に続き高水温の凪ぎ状態。しかし9時45分、朝食を取ろうとカップ麺にお湯を入れた直後、センサーが鳴る!「やっべえー、3分で取り込まないと麺がのびちゃうよ」、時計を見てファイト開始!竿を持つ、そんなに大きくはない。1分・2分・・・岸まで寄せてすばやくネットイン。大きさはパット見60台なんでそのままリリースしてジャスト3分。「よっしゃー!」延びる前にカップ麺を食べることができた。(笑)

 この後も少し粘ったが、暑くて釣れそうにないので11時半に納竿した。

夏の釣り 夏至〜秋分の日までの釣果データ4
曇り空の常陸利根川 鯉84cm 鯉81cm 〔河川名・日時〕
常陸利根川・8月18・19日
〔天候・風向〕
曇り時々晴れ・18日は北東風・夜間は無風・19日は南風
水温30度・夜間は29度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針+練りエサ併用のハイブリッド・他サヨリ1匹掛け
〔釣果〕
鯉84cm・81cm・75cm・74cm・72cm・70cm・66cm
アオウオ78cm

アオウオ78cm 鯉75cm 鯉72cm
〔コメント〕
連日の酷暑も土曜日は曇り空で過ごしやすかったです。
 8月もお盆を過ぎたというのに、最高気温が35度を越える猛暑日が連日続いている。日中は真夏の太陽が容赦なく照りつけ、夜間は風もなく熱帯夜という毎日の繰り返しで、竿出しするにはちょいとキツイ時期!
そろそろ、このうだるような暑さもひと段落して欲しいと思っていたら、週末は久々に天気が崩れるとの予報なので、3週間ぶりに常陸利根川に向かう。

 金曜は仕事がおして帰宅が深夜になってしまったので、出発は土曜の朝にずれ込んだ。天候は曇り、気温も高くないので過ごし易すそうだ。車の窓を開けると心地よい風が入って来る。あと30分程で釣り場というところで、ポツポツと雨が降り始めるが、11時過ぎには目指すポイントに到着。早速、仕掛けをセットしながら水温を計測すると30度、「やはり高い」。ただ、北東の風が吹いているので水面は多少ざわついているし、強烈な夏の太陽光の直射も曇に遮られている。「昨日までの酷暑に比べれば条件は好転しているので、なんとかなりそうだ」・・・とりあえず正午ジャストに第1投する。

 雨は程なくして止むが、曇り空で風があるので非常に快適に感じる。そのまま仕掛けを作りながら車外で待機する。13:40、早くも最初のアタリが来る。水門を挟んで下手に出している竿だ!毎回、最初のアタリは慎重になるが引きはそんなに強くなく数分でキャッチ、74cmの鯉だった。打ち返してすぐ隣りの竿に続けてアタる。これもすんなり上げて72cmをゲット。

 この後はアタリも小休止、暫くは裏の水路の探索に行ったりして時間を潰す。16:00過ぎ、車まで戻って来るとセンサーが鳴っている。水門上手の竿にヒットしていたが、釣れたのは外道のアメナマ。17:20にも同じ竿に鯉がアタるが、手前まで寄せたところでバレてしまった。

次は18:00、1番上手に出している竿の穂先が綺麗に入る。軽快なアタリと良型の手応えで上がって来たのは84cm。気温が前日より一気に7度以上低くなったので、水温は高いが、外道を含めた魚の活性は、予想以上に良くなっているようだ。19:55にもセンサーが鳴る。水門前に打ってある竿だ。ファイトの最中一度杭に巻かれるが、うまく外れて75cmを追釣する。打ち返しを済ませ、水面を見るとサヨリが泳いでいる。退屈なので網を使ってサヨリ採りをしていると、今度は下手の竿のセンサーが入る・・・が、これは杭に巻かれてバラしてしまう。その後は日中吹いていた風も止んでアタリが遠くなる。サヨリは1時間程で20匹位採れただろうか。面白半分に食わせに使ってみようと思い、2本だけサヨリの1匹掛けにチェンジして車内にて仮眠。

 夜は静かに更けていく・・・早朝4:15センサーの音で目覚める。サヨリにチェンジした竿にアタったが、針を背掛けにしていたせいか?うまく乗らなかった。これを期に全ての竿の点検をすると、もう1本のサヨリを付けた竿もエサだけ食われていた。打ち返し後は朝のアタリに備えていたが、今日は天候も回復傾向で雲の間からは日が射して来る。気温が上がり始め、少し暑くなってきたので車内に戻って仮眠の続き・・・7:50、ウトウトしていたところにセンサー音。見ると強烈なアタリで竿が大きく曲がり穂先が絞り込まれている。飛び起きて急いで駆け寄り竿を持つがファイトに入るのがワンテンポ遅れてしまい、一度だけ感じた大物の手応えはすぐに不安に変わる。魚は斜めに走ったらしく、漁師が仕掛けた鰻の杭のロープをくぐって根掛かりし、ラインが巻けなくなってしまう・・・しばらくはリールをフリーにしたり、竿をアオったりしていたがやはりダメ・・・諦めてラインをカットした。(う〜ん残念)

 がっかりしていても仕方ない、「時間はまだあるさっ!」と自分に言い聞かせ、仕掛けを作り直し再投入。今度は用心して玉網もすぐ横に置いて待機。8:40に水門前の竿にアタリで66cmを追釣。10:20には上手のセンサーが入る!リールからラインが一気に出されて行ったので「これも大型か!」と期待して慎重にファイトしたが、パワフルな引きの割にサイズは70cm。

 10時半を過ぎたあたりから昨日とは反対の南風が吹き出す。「撤収まで残り1時間半だから最後のチャンスかな?」・・・10:40、今度は下手の竿にアタる・・・がラインが出て行かない?・・・リールを巻くが、夏バテなのか?ほとんど暴れずに寄って来てネットイン。しかしこれは81cmと良型の鯉。

 11時前後からバスボートが岸近くを流しに来るようになった。気温も上がり30度を越え真夏日に逆戻りしそうな感じである。12:00、「今回はこれで終わりだな」と思っていると上手の竿の穂先がフワフワと前アタリ!竿の前で穂先が入るのを待つ・・・が中々食い込まない。しびれを切らし何度めかのフワフワでアワせてみたが空振り、タニシのヘタだけ針に残って戻って来た。
「よしっ、これで撤収だな!」と片付けを始める。

 しかし最後の釣果はここから始まる。1本・2本と竿を終い3本目、仕掛けの回収時は根掛かり防止のため竿をアオってから巻きに入るが、「あれっ?重いな、根掛かりしちゃったよ」・・・リールを巻く・・・「あれっ?根から外れたかな?うん?魚?居食い?なんか食ってる!」、でファイト開始!魚体は以外に重い、引きもトルクフル。岸まで5mのところまで寄せる、「アオだっ!」。玉網が手元にないので一度ピトンに竿を戻す。ダッシュで土手を上がり網を持って来る、「よし、あと少し!」おっとここでトラブル発生、穂先にラインが絡んでリールが巻けない。一度ラインをフリーにして魚に絡みを外して貰おうと試みたが、スプールから糸がスルスルと吹けてしまいバックラッシュ状態!「やばー」竿をアオって玉網を思い切り伸ばす・・・あと10cm・・・魚体は逃れようと必死に抵抗する。・・・あと5cm・・・3〜4回同じことを繰り返しなんとか取り込みに成功。小型ながら久々のアオはでっぷりした78cm。

これで納竿、釣果のトータルは鯉7本、アオ1本でした。

夏の釣り 夏至〜秋分の日までの釣果データ5
右に向いた竿の先には杭に絡んだままのアオウオが・・・ 強烈な引き込みに耐える! ライフジャケットを付け川へ入る準備中・・・ 〔河川名・日時〕
常陸利根川・9月1・2日
〔天候・風向〕
曇り時々雨・東強風・2日は曇りのち晴れ北東強風
水温26.5度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針+練りエサ併用のハイブリッド
〔釣果〕
アオウオ142cm・鯉75cm・70cm・63cm・60cm
〔コメント〕
釣友のサポートもあり、ようやく良型アオウオゲット!
泳いで杭まで行き、水中でラインの絡みを解く! ファイト再開!ポンピングしてのやり取り ようやく魚体が浮いた!
アオウオと共に記念撮影
満足げにアオウオを持つ! アオウオ142cm
 ようやく暑かった8月も終わり、9月に入った。夏型の気圧配置が崩れ、週の始めからぐずついている天気は週末までもつれそうな気配。すでに木曜の夜にエサを確保していた私は、今週も常陸利根川へ入釣したが・・・まさかドラマが待っていようとは・・・。

 今シーズン鯉は型、数とも納得のいく釣果を残せていると思うが、やはりアオウオは難しい。前回の釣行を含めやっと小型が3本。メーター超は依然ヒットせず。しかし小型が生息しているのなら成長した大型個体も必ずいるはずだ。7月の釣行では産卵期に見られる成魚の追いかけ行動も目撃している。なんとかシーズン中に常陸利根川で良型アオを釣り上げたい!・・・そんな想いを胸に深夜の道をポイントヘ急ぐ。

 釣り場には午前1時過ぎに到着。東の強風で水面は波立っている。この時間の水温は26.5度、体感気温も低くTシャツ一枚では肌寒い。小雨の降る中、5本の竿を順次セット。今回、下手の2本は完全なアオウオ狙いでソイ針22号を結んだ仕掛けを付けた。針を大きくすれば小型の鯉のフッキング率が下がり、数%でもアオのヒットする可能性が上がるのでは?と思ったからである。午前2時、仕掛けを投入し仮眠に就いた。

 翌朝8:00、水門前に出してある竿に最初のアタリを貰うが、途中でバレてしまう。夜中降っていた雨は上がったが、重く立ち込めた曇り空、打ち返しをした後は寒いので、車内で待機。午前10:00ドラマの幕を開けるセンサーの音が鳴った・・・。

 外に出て見ると、アオ狙いの1番下手の竿が大きく絞り込まれている。玉網を片手にダッシュで駆け寄ると、リールから猛烈な勢いでラインが引き出されて行く。ピトンから竿を抜き立てると、ずっしりとした重量感が伝わって来た。
この水底を這うような引きは・・・間違いない!アオだ。素早くドラグを調整し、スプールの逆転速度にセーブをかけるがラインの出は止まらない。大きく曲がった竿を両手で支え、強烈な引きに耐える。

 しばらくは一進一退の攻防が続いていたが、10分を過ぎた辺りから引く力が少し弱くなった。竿を大きくあおり魚体の向きが変わった所で寄せに入る。ポンピングを繰り返しラインを巻き取る。アオはまだその姿を見せていないが、20m付近まで寄せて来たはず。「もう少しだ!」その時、魚体が一気に反転し下流に向かって走り出す。

 糸鳴りと共に再び竿が大きく絞り込まれる。「まずい、あそこには杭がっ!」、とっさに竿を反対側に倒し、走る方向を変えようと試みるが間に合わない。
・・・数秒後、ラインの出がピタリと止まる。「しまった!根掛かりか?」、リールをフリーにしてラインを送り出し竿をあおってみる。・・・外れない。「あわてるな!落ち着け!」心の中で自分に言い聞かせ同じことを何度か繰り返す。・・・ダメだ、外れない。斜めに延びたラインは杭の辺りで水中に消えている。時計を見ると10時17分・・・「終わったな・・・」。

 岸から杭までは10m弱、水深があるので泳いで行くか、ボートでもなければ掛かりを外せないだろう。利根川釣行では積んでいたライフジャケットも今回は持参していない。ガックリと肩を落とし、竿をピトンに戻した。魚はまだ付いて居るようだが・・・「クソっ!切るしかないのか?」・・・釣り仲間に、アオをヒットさせたが寄せに失敗し、根掛かりした事をメールする。・・・数分後、釣友の1人、GIGANTの怪鳥さんから携帯に連絡が入る。詳細を話すと、「2人居ればなんとかなるから、今からヘルプに行きます」とのこと。もう1人居れば竿を見てもらっている間に対策が取れそうだ。一度はあきらめたが取り込める可能性が出て来たことに、再びやる気を取り戻す。到着を待つ間、道糸に無理な力がかかり過ぎないよう、根ズレに注意しながら少しずつラインを送り出す。

 昼過ぎに怪鳥さんが到着。気を利かせ、途中の釣り具屋でライフジャケットを調達して来てくれた。彼とはネットで知り合い、利根川で一緒に竿を並べたのを機に何回か釣行を共にし、今では気心の知れた仲である。10分程打ち合わせをした後、ライフジャケット着て川に入る。数m歩いたところですでに水深は首まである。慎重に底を蹴って泳いで杭まで行く。しっかりと水底に突き立てられた杭に両足を絡ませ体を固定し、左手で水中のラインをたぐると、やはり沈んでいた鰻捕りの竹筒のロープにラインが絡んでいた。それを解き、掴んでいた手を離すと「スーッ」と沖に向かって竿とラインが一直線になった。「外れた!」、急いで岸に戻りピトンから竿を抜きファイト再開!

 2時間程休息していたアオウオは、再びゆっくりと力強く走り始めた。リールからジリジリとラインが引き出される。その度に強烈な引きを両手でこらえ、引きが少し弱まった所でラインを巻き取る。・・・20分程やり取りをし、ようやく10mラインまで寄せて来たところで初めて魚体が浮く。まぎれもないアオウオだ!青黒い尾びれが水面を叩く。「もうひと息だ!あと少しで取り込める!」。

 魚体は最後の抵抗を見せ、再び水中にその姿を消す。強烈な引き込みで竿が胴の辺りから大きく絞り込まれる。両腕だけでは支えきれず身体全体でその引きに耐え、もう一度魚体を浮かす。・・・同じやり取りが数回繰り返された後、観念したようにアオウオは水面に身をさらした。

 隣りでは釣友がすでに取り込み体制を取っている。ドラグを締め、思い切り竿をあおり魚体を岸まで寄せる!と同時に釣友が玉網を伸ばす。頭が入る・・・が魚体が大きく胴体から後ろ半分が入りきらない。・・・とっさに釣友が水に飛び込んで魚体を抱える。私も竿を戻し、水に入って尾びれを抱え2人がかりでネットイン。「よし!入ったぁ!」玉網の枠を持ち、岸に引き上げ素早く仕掛けを外しビニールシートに魚体を横たえた。

 ようやく釣り上げることが出来たアオウオを前に、嬉しさと達成感が込み上げて来る。と同時に、サポートしてくれた怪鳥さんに心から感謝の言葉を伝える。彼も祝福の言葉をかけてくれる。・・・長かった数年間の苦労がようやく報われた瞬間であった。

 計測の結果は142cm。推定体重は38kg。超大型ではないが立派な成魚のアオウオである。記念撮影をした後、ビニールシートに載せたまま再び川に入りリリース。アオウオは静かに泳ぎ出し、深みに消えて行った・・・こうしてドラマの幕は下りた。

 その後は2人、その場で簡単な祝杯を上げ、彼は帰路に着いた。まだ時間が残っている私は釣りを再会。夕方16:30に鯉75cm、18:00にも鯉70cmが上がる。夜間〜夜中は小型のアタリが続き、殆んど針掛かりせず。翌朝7時にダブルヒットで鯉63cmと60cmを追釣し、正午釣り場を後にした。

 季節は夏から秋へと動いて行く・・・もう少し水温が下がってくると、秋のベストシーズンに入る・・・次のドラマの幕が開くのは・・・シーズン中か?数年先になるのか?・・・続く

夏の釣り 夏至〜秋分の日までの釣果データ6
アオウオ63cm アオウオ60cm アオウオ59cm 〔河川名・日時〕
常陸利根川・9月16・17日
〔天候・風向〕
晴れ・南のやや強い風
水温26度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針+練りエサ併用のハイブリッド
〔釣果〕
鯉67cm・57cm
アオウオ63cm・60cm・
59cm・55cm×2

アオウオ55cm アオウオ55cm 鯉67cm
〔コメント〕
プレジャーボートの往来が多く苦戦!アオウオは他にバラシあり!
 9月も中旬に入り季節の移ろいを告げる長雨の時期を迎えた。先週末、台風の直撃を受けた関東地方ではその後の降雨もあり、大川は濁りが抜けず攻めづらい状況だが、前回幸運にも良型アオをゲットした私は、今回も常陸利根川に入った。

 土曜日は仕事があったので釣り場に着いたのは深夜11時過ぎ、日付が変わる寸前、常陸利根川では、まだ水位調整をしているのか?下流へ水が動いている。水温は実測で26度。夜空には無数の星が瞬き、明日は残暑が戻ってきそうな気配だ。ここのところ夜間に表層を泳ぎまわっていたサヨリの群れはどこかへ行ってしまったようで、変わってイナっ子(ボラの幼魚)が泳いでいる。竿のセッティングをしながら川の状況を観察した後、ヘッドランプの灯りを頼りに静かに仕掛けを投入し仮眠を取った。

 早朝、車のガラスをノックする音で目が覚めた。そういえば、前回サポートをしてくれた釣友から、「朝から竿出しに合流します」とのメールを貰っていたっけ。眠気が抜けぬまま暫くボーッとしていたが、6時過ぎに仕掛けの点検&打ち返しをして車外で待機することにした。前夜から吹いている南風で水面はざわついており、釣れそうな気配はあるが、連休の中日の日曜ということもあり、朝からプレジャーボートが多く出ている。明け方近くに一度アタリがあったが竿には乗らなかった。水量は夜中より少し増えたようだ。

 釣友と土手の上にイスを並べ、釣り談義をしていた7:30にアタリが来た!竿を持つが、引き自体はそうでもなく67cmの鯉をゲット。続いてのアタリを期待していたが、8時を過ぎた頃からウェイクボードを引いたボートが岸よりを往復するようになる。数艇が入れ替わり立ち代り通るので落ち着かない。これだけポイントに近いところで水をかき回されたらプレッシャーがキツくて当分釣りにならないな!午前中のアタリは期待せずに釣友と話し込んで時間つぶし。

 それにしても今日は久々の夏日で暑い!風があるのでなんとか我慢できるが、すでに顔や首筋は日焼けのためヒリヒリする。昼を過ぎた13:40にようやく次のチャンスが着たが、掛かりが浅く途中でバレてしまった。15時には忙しい仕事の合間に竿出ししていた釣友も早々と撤収。ボートの往来の間隔が少し開いた15:40、センサーが入る!竿まで駆け寄るがラインは出ていない。穂先が少し入っているのでとりあえずリールを巻くが、軽い!簡単に寄せたところで、魚体が水面から飛び跳ねる、「あっ小型のアオだ」・・・あっさり取り込んで55cmのかわいいヤツをキャッチ。

 この時間まで70〜80台の鯉が回って来て居ないので、これはもしかするともう1本アオが続きそうだと思っていると、17:15水門前に打っている竿のセンサーが入った!玉網を持ってファイト開始と急いで行くが、先程と同じでラインが出て居ない。軽く竿をあおるとヒットしているが、暴れることなく寄ってきた。魚体が姿を見せると「やはりアオ、パット見90は越えてる」、良しっ。玉網を伸ばし取り込もうとした時に・・・「ちょっと待てよ?・・・このままネットインさせるとフェンスの上からの抜き上げになる。大変だから隣りの竿をくぐらせて、少し広い所で取り込もう・・・」と思い直し、竿を操作し魚体を誘導・・・片手に竿、もう片手には玉網を持って横に数歩ずれたところで逆襲にあう。キツ目に締めたドラグからズルズルと数メートル分のラインが引き出された。強めの引き込みに竿をしならせたままさらに移動していると、急に竿が重くなる。「あれっ?なんか変?」移動するのを止めて竿をあおると、魚体が鰻の仕掛けを結んだロープにすでに絡んでいる。「あらーっ!またか!」しかし、今日はライフジャケット持参、「しょうがない、泳ぐか・・・」と思って、竿をピトンに戻そうとしら、魚体だけが針から外れてサヨウナラー・・・(悲)

 悔しいがバレてしまったものは仕方ない!気を取り直して打ち返しをする。その後は前日からの睡眠不足もあって、車内で仮眠することに・・・21時半に他の竿の点検をして寄せエサを追い撒きし、また車内に戻って待機していると、22:30下手の竿にアタリが来て、なんと!これも小型のアオウオ59cm。「お父さんか、お母さんを呼んで来て!」とソッとリリース。この辺りから今日はアオウオデーになるような予感がし始める。23時過ぎから水が動き出した。その15分後、同じ竿にアタってまたまた小型のアオ55cmを追釣。日付けが変わった0時過ぎにも小型のアオがヒットするが、これは手前まで寄せた所で外れた。続けて2:20に再び小型のアオ63cmをゲット。「う〜ん・・・すでに小型ばかり4本、バラシを入れると6連荘。良型アオは近くに回って来て居ないのだろうか・・・?」この後も数回アタリがあったが、竿まで駆け寄った時には、魚はすでに針から外れ、仕掛けだけが杭に巻かれて根掛かりしている状態を繰り返す。その度に仕掛けを作り直し、エサを打ち込む。ようやくこの状態から開放されたのは3時を過ぎた頃だった。・・・眠い・・・zzz・・・。

 翌朝は7時半に目を覚まし、そのまま竿の点検をして待機。「今日も残暑が厳しそうだ」。幸い昨日よりボートの出艇数が少ないので一安心。9:10に本日最初のアタリで鯉57cmをゲット。10:00に続けてアタって小型のアオウオ60cmを追釣。その後も11時まで良型サイズを期待したが、アタリはなく、撤収。今回は小型ばかりの釣行になってしまった。 

秋の釣り 秋分の日〜冬至までの釣果データ1
雨に霞む常陸利根川 アオウオ62cm 鯉73cm 〔河川名・日時〕
常陸利根川・9月29・30日
〔天候・風向〕
曇り後雨・東〜北東のやや強い風
水温24度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針+練りエサ併用のハイブリッド
〔釣果〕
鯉73cm
アオウオ87cm・63cm
・62cm
夜中にダブルヒットした鯉&アオウオ アオウオ63cm アオウオ87cm
〔コメント〕
前日は夏日だったが、土・日は一気に気温低下!
秋分の日も過ぎ、朝晩は過ごし易くなって本格的に秋の釣り期に入った。金曜日は久々の夏日になったが、週末はぐずついた空模様で気温もあまり上がらないとの予報。釣行2日前、木曜の深夜に水の落ちた用水路を探しまわり、なんとか餌を確保出来たので今回も夜間出撃を敢行した。

 0時40分、常陸利根はお気に入りのポイントに到着。セッティングをしながら川の様子を観察する。東から強めの風が吹いている、水温は24度。前回までは見られた小魚の群れも今夜はまるで見受けられない。前日に比べて大きく下がり始めた気温のためか?表層付近を嫌って潜っているようだ。
1時50分、暗闇の中第1投し眠りに就いた。

 翌朝は7時半に目が覚めた。夜明け前から降り出した雨が、車のウィンドウを濡らしている。外に出て竿の状態をチェック、そのまま仕掛けの点検と打ち返しをして午前のアタリを待つ。予報通り気温は低く肌寒い。10:10に最初のセンサーが鳴るが空アタリで終わる。続いて11:10、カッパを着込んでもう一度竿の様子を見ようと外に出た所タイミング良くアタリが来て、今回も小型ながらアオの63cmが釣れる。

 昼を過ぎると雨はひとまず止んだが、どんよりとした雲が垂れ込めている。13:40、再び同じ竿のセンサーが入る。急いで竿まで駆け寄るがラインが斜めに走っている・・・「やな予感」。リールを巻き始めると魚はさらに横に走り、1本またいだ他の竿の仕掛けを引っ掛け、そのまま杭に巻かれてアウト!結局、絡んだ竿の仕掛けを2組共カットするハメに・・・。これでポイントが荒れてしまったようで、その後パッタリとアタらなくなった。

 ・・・何時の間にか車内で寝入ってしまったようだ。18時半に釣友のM氏が久々の竿出しで釣り場に来た。忙しい仕事の合間を縫った翌朝までの短時間釣行とのこと。10分程世間話して彼は数百m離れた場所に入釣した。
 
 19:40、久々に受信機からセンサー音が聞こえたが、これも竿に乗らず。「どうも食い込みが悪い」・・・その後もアタら無いままに夜は更けて行く。日中吹いていた風は殆ど収まり、僅かに北東から水面を撫でている。川面は時が止まったかのように静かになる。・・・「これは流れが変わるな!」・・・全ての竿を新しい餌に付け替え、仕掛けを入れ直す。

 23時を過ぎた頃から水がゆっくりと下流に動き出す。このパターンで食って来なければ今回の釣行は午前中の隅1で終わりそう・・・。

 1:10待望のアタリが来た!仮眠中だったため急い飛び起き、取り込みに走る。水門前に入れてある竿にアタっている。「よっしゃー!」竿を持ってファイトに入るが、またしても鰻の仕掛けを静めてある杭に巻かれる。「ツイてねぇ〜っ!」しかし、コイツを上げないと後が続かない。ドラグを締め、強引に巻くと、なんとか杭から外れ、無事鯉をゲット。計測のため玉網を持って土手の上に上りかけると、他の竿のセンサーが入り、リールからラインの出る音がする。慌てて今釣れた鯉を草の上に置いて網を持って再び竿まで走る。これは手早く取り込んで小型のアオ62cmをキャッチ、先に釣れた鯉は73cm。
ようやくの追釣でホッとした。

 車内に戻るとまた雨が降って来た。小一時間程仮眠した3:20、再びアタリが来る。竿を持ってファイト開始!さっきより引きが良く、そこそこの重量感を楽しんで取り込んだのはお兄ちゃんサイズのアオウオ87cm。
結局、夜中はこの3本で終わり、ようやく爆睡に入る。・・・zzz

 朝は8時半まで寝ていた。釣友のM氏からは、「残念ながら本命来ず」のメールが入っていて、7時過ぎに帰宅した模様。今日は朝から雨が本降りになっている。前夜の予報でも、今日は1日中肌寒く、11月上旬の気温と言っていた通りで寒い寒い。打ち返しを済ませ車内で待機。アタリも無いので早めに撤収と思っていたが、雨の降りが激しいので、結局いつもと同じ時間まで小降りになるのを待っていた。昼近くになり片付けを始めた時、最後のアタリが来たが、寄せてくる途中であっさりバレてしまった。

今回も辛うじて釣ることが出来たが、まだ綱渡りが続きそう・・・

秋の釣り 秋分の日〜冬至までの釣果データ2
薄曇りの常陸利根川 アオウオ91cm アオウオ90cm 〔河川名・日時〕
常陸利根川・10月13・14日
〔天候・風向〕
曇り時々晴れ・東のやや強い風・夜間はベタ凪
水温20度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針+練りエサ併用のハイブリッド
〔釣果〕
アオウオ91cm・90cm・82cm・他未計測70cm台1本
鯉・75cm・66cm×2・65cm・64cm・62cm
アオウオ82cm 鯉75cm 鯉66cm
〔コメント〕
日中はコンスタントにアタリがあり、数が出ました。
 10月に入り、ようやく天候も周期的に変わるようになり秋らしくなってきた。晴れていれば日中は暖かいが、日が落ちるとグッと気温が下がってくる。今回も木曜深夜に運良くエサを確保出来ていたので、いつものように金曜の夜から常陸利根川に入釣した。

 日付が変わった0時30分ポイント着。東風が吹いているが、まだ気温は下がり切っていないようでそれほど寒くない。水温は20度。
1時40分にセッティングを終え第1投。今回も型を見れることを願って、寝袋に潜り込んだ。

 午前3:30分、突然のセンサー音で目が覚める。急いで竿まで駆け寄るが、センサーのスイッチは入っているもののラインが出ていない。そのままスイッチをオフにして車内に戻る。10分後、再びセンサー音が車内に鳴り響く!「食ったか!」もう一度竿まで走って行くと、水門前に出している竿のリールからラインが出されて行く!早速ファイト開始、杭に巻かれないようドラグを締めて強引に寄せる。さほど暴れることもなくネットイン!鯉75cm。計測後リリースしに戻ると、1番下手に出していた竿にもアタっているようでセンサーのクリップが外れて穂先がしなっている。「おっと、ダブルヒットだっだか!」軽く竿をあおると、良型の手応え、こちらもドラグをキツくして強引に巻く・・・

ここの釣り場では何度となく杭に巻かれて根掛かり&バラシているので、今回はヒットしたら手早く寄せようと決めていた。暗闇の中、ヘッドランプに照らされて青黒い魚体が見える。「よっしアオウオだっ!」2〜3度、岸際で強い締め込みがあったが、無事ゲット!サイズは91cm。

 この後は朝まで仮眠していたが、7:40に次のアタリが同じ竿に来た!岸まで寄せた所で綺麗な深い青色の魚体が浮く。そのままあっさりネットイン。70台の小型のアオで、玉網を下に置き針を外そうとしたら、外れた針が網目に引っかかって竿をピトンに戻す前に魚は川へ帰って行った。
続いて8:30今度は一番上手の竿にアタリで鯉64cmを追釣。10:20にもアタリで鯉66cmを追加する。これで午前中は一段落、昼過ぎまで寝不足のため仮眠・・・zzz。

 13時30分、水門の下流側に出している3本の竿の打ち返しをする。
14:00、打ち返しをしたばかりの竿のセンサーが入る・・・がラインは出ていない。14:15、今度は別の竿のセンサーが鳴るがやはりスイッチが入っただけ。「風か?いや、今日は魚の活性が上がっているから、おそらくエサの周辺に回って来たヤツが道糸に触れたのだろう」・・・再びセンサーのスイッチを戻し待つこと10分・・・受信機からヒット音が鳴る!「よっし!狙い通りだ」。竿を取りに行きファイト開始!これも中々の手応え、岸まで一気に寄せて反撃の隙を与えず玉網に収めゲーット!アオウオ90cmを追釣。16:10にもアタリで鯉66cmが釣れる。

 日が暮れると風が弱くなった。18:30、上手の竿にアタリが来て鯉65cmを追釣する。今日は図った様に水門を挟んで上流側は鯉、下流側はアオが来る。しかし好調もここまでで、21時を過ぎると完全に風が止み、水面は鏡のようになってしまった。ベタ凪の中、一応夜中のアタリに備えて打ち返しを済ませるが、この状況だとあまり期待できそうもない。22時過ぎに眠りに就いた。

 夜中はセンサーの音で起こされた。寝ぼけた眼を擦りながら竿まで駆けて行く。水門のすぐ脇、上手側の竿にアタリだ!やはりこちら側は鯉。隣の竿のラインを引っ掛けたが、そのまま寄せて62cmを上げる!時刻は2:40。この後は、3:30と4:00に空アタリがあったがどちらも竿に乗らず、寝不足のため明け方からようやく爆睡モードに投入した。(笑)

 結局、あまりの眠たさから9時30分まで寝袋から出られず。ヒットを知らせるセンサー音でようやく取り込みに起きだす。竿までダッシュして行って持った瞬間、重い・・・「お!良型か?ラッキー♪」と思ったのも束の間、巻いて来る途中でフニャっとテンションが抜ける。・・・でも何か付いてる様な・・・「ありゃ!スレでアメナメだよ」。おまけに誰かが根掛かりさせた古い仕掛けを引きずって釣れて来た。

 これを機に全ての仕掛けを入れ直す。昼で撤収予定なので、時間的にこれが最後の打ち返し。夜中は止んでいた風も、何時の間にか前日と同じようにまた吹いている。10時を過ぎ11時・・・遅い朝食を済ませ、「そろそろアタらないとジ・エンドだな」と思っていた11:30、水門下流側の竿の穂先がフワフワと動く・・・入りそうで入らない・・・玉網を持って来て側に置き、アタリに備えるが・・・まだ・・・再び穂先が入りかけるように動く・・・まだ・・・一度車に戻り車内の片付けをしているとセンサーが鳴る!「よっしゃー!」急いで竿を持つ。トルクフルな引きが伝わって来た。ドラグを締めて必要以上にラインを出されないようにして一気に寄せる。玉網を持って静かにネットイン。最後に釣れたのもアオウオ82cmだった。 

秋の釣り 秋分の日〜冬至までの釣果データ3
常陸利根川の夕暮れ 鯉66cm 鯉79cm 〔河川名・日時〕
常陸利根川・11月3・4日
〔天候・風向〕
曇り時々晴れ・北東〜東のやや強い風(一時、西向きに変わる)
水温17度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針
〔釣果〕
鯉・79cm・78cm・66cm・61cm
アオウオ・66cm
鯉79cm 鯉78cm アオウオ66cm
〔コメント〕
連休で岸寄りを流すバスボート多く、プレッシャーがありました。
 10月下旬は所用で竿出しが出来ず3週間ぶりの出撃です。秋も深まってくるにつけ、朝晩は気温が随分下がるようになってきた。いつものように金曜の夜から慌ただしく釣り支度をして自宅を出発し0時40分にポイントに着く。釣り場では北東のやや強い風が吹いている。水温は実測値で17度、川はゆっくりだが流れているようだ。暗闇の中、手早く竿をセットし1時40分に第1投をして仮眠を取る。

 早朝5:00、最初のアタリが来た!引きはたいしたことはなく、簡単に寄せて鯉61cmをゲット。まだ夜が明けていないので辺りは暗い。車内に戻り、寝袋に入って仮眠の続き・・・zzz。続いて5:50、2度目のセンサー音で起き出すが空アタリ。他の竿の様子を一通り見てから、また車内で待機する。

 6:50、早くも3回目のセンサー音で同じ竿にアタリが来た。「よっし!」今度はしっかりと竿に乗っている。重量感ある引きで上がって来たのは鯉。80cmにちょっと足りない78cm。しかし中々でっぷりとした魚体に納得の1本。出足は快釣。

 9時を過ぎると風も収まって来た。天気はどんよりとした曇り空だが午後には晴れ間が広がる予報。日が差せば食って来そうな感じなのでのんびり待つことに。・・・11時位までは裏の水路でタニシを探したり針を結んで時間を潰していたが次がアタらない。今日は祝日なのでバスボートの出艇数も多いようでプレッシャーがキツクなったのか?・・・気温もあまり上がってこないので車内で過ごす内、いつの間にか寝てしまい気が付くと15時を過ぎていた。予報通り上空はすっかり雲が取れ快晴だが、風が冷たい。15時半に仕掛けの点検をする。どの竿も食わせのタニシが残ったまま上がってくる。先週の台風で群れが深場に落ちてしまったのか?・・・朝のアタリ以降、鯉もアオも周辺に寄って居ないようだ。

 日没と同時にぐっと気温が下がる。今秋、初めての防寒服を着て水際を観察する。風に押されて水は多少動いているが、どうもはっきりしない。昼過ぎにどこからか流れ着いたmクラスのレンギョの死骸がほぼ同じ場所でゆらいで居る。相変わらずアタリも無いままに時間だけが過ぎて行く・・・21時半、打ち返し。22時前後から風向きが西寄りの微風に変わり水がはっきりと下流に動き出した。・・・23:30、待望のアタリ!朝と同じ竿に居食い状態でヒット。軽くあわせを入れフッキングさせてから一気に岸まで寄せてネットイン。鯉79cmをようやく追釣した。

 日付が変わった0:20にもセンサーが鳴ったが空アタリで終わる。夜中は結局1本だけ、後は朝まで爆睡モード。翌朝は7時30分からエサを入れ直す。8:00にサンサーが入るがラインは出ず穂先が僅かに動くだけ、とりあえず巻いてみるがすぐ外れてしまい、エサも付いたまま戻って来たので、小型がスレ掛かりしていただけのようだ。

今日も朝からバスボートの出が多いので、「そろそろ次を釣っておかないとヤバそうな雰囲気」が漂ってきた。アタリが無い間に小型のコンロでお湯を沸かし、カップメンの朝食を取る。・・・9:40、水際に降りて竿を眺めていたらタイミングよく穂先が入る。手応えは軽いがここは慎重に岸まで寄せて来ると、おっと小型だがうれしいアオウオで66cm。続いて10:00、すぐ隣の竿にガツンとアタリが来て鯉66cmをゲット。「ようし今が時合い」と気合を入れて寄せエサを撒くが、この直後問題発生!

岸寄りを流していたバスボートが離岸するのか?エンジンをかけた。・・・これだけならたいして気にしないが、そのままエンジンを吹かしながらバックでこちらに来る!・・・「まいったなー竿出てるのに・・・」バックして竿の横まで来て、そのまま離岸体制に入ったバスボートは仕掛けを打ち込んである岸から15mラインで向きを変え、そのままエンジンを全開にしフロントを上げ一気に走り去って行った・・・ポイント周辺の水は大きくかき回され、スクリューの起こした水流で仕掛けが動いてしまう・・・以前よりバスマンはマナーが良くなったと思っていたのに、他魚種を狙う釣人に配慮がない人が未だに居るのは残念。

 これでプレッシャーがかかってしまい、まるっきり魚の気配がなくなった。昼近くにようやくハネが見られ再び釣れそうな感じになったが時間切れで止む無く撤収。

秋の釣り 秋分の日〜冬至までの釣果データ4
芝焼きで煙る対岸 アオウオ94cm 鯉82cm 〔河川名・日時〕
常陸利根川・11月17・18日
〔天候・風向〕
曇り後晴れ・東の微風〜西風
水温13度〜14.5度
〔仕掛け・エサ〕
タニシ1本針+練りエサ併用のハイブリッド
〔釣果〕
アオウオ94cm・83cm
・鯉82cm
アオウオ94cm アオウオ83cm 鯉82cm
〔コメント〕
水温も下がって、秋の釣りも終盤戦。
 11月も中旬に入り秋の釣り期も終盤戦。関東地方では月曜日から穏やかな晴天が続き、日中はポカポカ陽気で仕事をしているのがもったいないくらい。しかし予報では金曜夜から寒気が入り、週末は晴れても気温があまり上がらないとのこと。「そろそろ小型のアタリが減って、シーズン締め括りの一発大型狙いだよ!」と、家族に理由を付けては今週も釣り場に向かう。

 さすがに夜中の河川敷は寒い。気温は12度、水温は表層付近で13度しかない。風は東寄りの微風。セッティングの最中、ふと夜空を見上げると一筋の光の尾を引いて星が流れ消えていく・・・休日前夜、誰も居ない深夜の釣り場でまだ見ぬ釣果に思いを馳せる・・・至福の一時。午前2時、静かに仕掛けを投入し車内にて仮眠に入る・・・zzz。

 朝7時、センサーが鳴った。寝袋から這い出し竿まで行くが空アタリ。明け方はかなり冷え込んだようで、水汲みバケツに汲み置きしていた水は10度を下回っている。送信機のスイッチを掛け直し車に戻る。1時間ほど仮眠をした8時過ぎから陽射しが出たのを合図に仕掛けの点検&打ち返し。9時半、水門下手側に出したアオ狙いの竿のセンサーが入るが、これも乗らず。やはり低水温の為か?食い込みが悪い。念のため足下の水深1.5m前後の底の水温を計り直すと14.5度、「これならなんとかなるかな」。

 11時過ぎ、やや沖目で良型のハネが出た。12:15、水門の上流側に出してある竿にアタる。慌てて玉網を持って駆け付けると、1番上手の竿のセンサーのクリップは外れているが、穂先は伸びたまま。竿を持って軽くあおると一気に走り出した。引きから良型の手応えが伝わって来る。少し下流に走っているので竿を寝かせ逃げる方向を変えたつもりが上手くいかず、水門をまたいで下手側の竿のラインを引っ掛けた!「ヤバっ」、しかしそのままなんとか寄せてネットイン。鯉82cmのまずまずのサイズ。

やはり今日は少し沖目で食って来た。13時50分、今度は水門前の竿のセンサーが鳴るが再び空アタリ。この後も日中はまるっきりダメ!。18時から水が下流に動き出す。15分後センサー音、しかしまたしても空アタリ、続いて下手の竿のクリップが「パチン!」と外れる音がして「ヒットしたか!」と思ったが、こっちは食い逃げされた。「うーん魚は居るようだが型が小さいのか?・・・」。

 夜になって風向きは北西からの微風になる。21時に打ち返し。22:15、センサー音が車内に鳴り響く!竿まで駆け寄るがラインが出ていない。念のため道糸を持って指先でアタリを確かめると「グン」とした手応え、「よっしゃー」ヒットしている。すぐにファイト開始。夜間のため杭に巻かれない様注意しつつ寄せてアオウオの83cmをキャッチ。

続いて22:50、上手の竿のセンサーが入る。これはかなり強烈な引きでラインを出して行く。ドラグを締めて寄せに入るが相手も必死で抵抗する。あまり遊ばせる余裕もないので一気に勝負!強い引きは竿でため、強引に寄せて来る。数分間のやり取りの後、無事ネットに収まったのは先程のヤツより一回り大きいアオウオの94cm。 この後、夜中の3時半にも小型が掛かったが、寄せる途中で外れてしまった。

 翌日は、朝からセンサーが鳴ったが、前日に続き空アタリで竿に乗らず。撤収間際にも穂先が入りかけたが、食い込まず。今回は3本ゲットで終了になりました。

秋の釣り〜秋分の日〜冬至までのデータ5
12月は1日・2日で常陸利根川に釣行も、釣果なしでした。



仕切り線

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