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〜 ターゲット/淡水大魚の基礎知識 〜

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 鯉 ・・・コイ科コイ亜科コイ属       
鯉 〔コメント〕
最大体長が1mを超える淡水大魚。日本人には昔から親しまれてきた川魚の王者であるが、アジア大陸原産で日本には遣唐使によって中国から移入されたものと言われている
〔特   徴〕
流れの緩やかな河川や湖沼に住む温帯性の魚で2対の口ひげがある。雑食性で水底の小動物や昆虫・藻類を食べる。喉の奥には咽頭歯と呼ばれる丈夫な歯があり、硬い貝殻もすり潰すことができる。産卵期は関東から西では4月〜7月、北海道では7月〜8月。水温18〜22℃になると岸辺の水草などに産卵する。
〔分   布〕
日本各地
 アオウオ ・・・コイ科ウグイ亜科ソウギョ属
アオウオ 〔コメント〕
食用のため移入したソウギョ・連魚の種苗に稚魚が混じっていたもので正式に移入された魚種ではないようだ。国内では、利根川水系でのみ自然繁殖した。そのため個体数は少ない。原産はアジア大陸東部である。
〔特   徴〕
鯉と比較すると体型はやや細長く口ひげはない。体の背面と側面が紫がかった青色を帯びている。食性はタニシやシジミ等の貝類やザリガニ・エビ等の甲殻類を好む肉食性と言われているが、江戸川の下流部では食パンや吸い込みのネリエサでも釣れてるので、完全な肉食性ではないようだ。産卵期は6月〜8月。場所は利根川の栗橋付近、卵は浮遊性の流下卵である。産卵から孵化までにようする時間は40〜50時間。
〔分   布〕
自然繁殖が確認されているのは利根川・江戸川水系のみであるが、群馬県の榛名湖や茨城県の砂沼でも釣り人により生息が確認されている。
近年は常陸利根川エリア(霞ヶ浦・北浦・外浪逆浦)でも釣れている。
 草 魚  ・・・コイ科ウグイ亜科ソウギョ属
草魚 〔コメント〕
明治以降、何度か移入されているが、もともとは食用のために移植された魚種である。しかし日本ではその市場性もないので、おもな利用は各地の水草の除去である。日本の河川で釣れる魚としてはアオウオ・連魚と並んで最大種であり原産はアジア大陸東部。(アムール川からベトナムにかけて分布する)
〔特   徴〕
鯉やアオウオに良く似ているが口ひげはなくウロコがアミ目状のように見える。食性はアシや水草からイネ科の陸上植物を食べる植物食が顕著ではあるが、雑食性である。利根川の場合は秋から冬にかけて下流域で越冬し、入梅期の頃の増水で遡河する。その際、オス・メスの一夫一婦で遡上するといわれる。産卵期はアオウオ・連魚と同じで6月〜8月。産卵形態も同じである。
〔分   布〕
自然繁殖が確認されているのは利根川・江戸川水系のみであるが、放流されたものが全国各地で釣られている。
 連 魚 (ハクレン・コクレン)・・・コイ科アブラミス亜科ハクレン属
ハクレン
画像はハクレン‐写真提供GIGANT
〔コメント〕
移入の経緯はソウギョと同じ食用目的である。釣りの対象魚としては引きも強烈でもっと人気がでてもよさそうだが、その容姿から鯉釣り師の間ではあまり好まれていない。圧倒的に数が多いのはハクレン。コクレンは極端に数が少なく日本では幻の魚である。原産地は中国〜ベトナム。現在はアオコやヘドロの除去のため各地に放流されている。
〔特   徴〕
ハクレン‐体色は銀白色〜青灰食である。ウロコは細かい。上層を群れて泳ぎ植物性プランクトンが主食。酸欠に強い種で空気呼吸ができる。
コクレン‐体色は黒褐色である。雲母状の斑がある。ハクレンに比べて頭部が大きい。動物性プランクトンが主食。両種とも鰓の間にある海綿状のサイハでエサとなるものを濾し捕って食べる。

〔分   布〕
自然繁殖は利根川・江戸川水系だが、淀川水系でコクレンの生息が確認されている。

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